こんにちは!

Invictus Sportsコンディショニング担当の北山です。

 

みなさん一度は「股関節が大事!」と聞いたことがあると思いますが、では実際に何をしたらいいのかイメージはついていますか?

まずはなぜ股関節が大事なのか説明します。

 

バッティングにおいてもピッチングにおいても野球の動作は「回旋」動作が伴います。

回旋の強さはパフォーマンスと関連します。

ではからだの中で回旋運動ができる部位はどこでしょうか。

例えば、膝関節は屈伸運動しかできません。

下半身だけに絞ると回旋運動ができるのは股関節だけになります。

 

股関節の回旋運動には「外旋」と「内旋」という動きがあります。

つまりこの「外旋」と「内旋」の動きを改善していくようなエクササイズをしていく必要があります。

 

チェックの方法

股関節の回旋のチェックの方法には、座っているときとうつ伏せのときとの2種類があります。

■座位での回旋

■うつ伏せでの回旋

床からの垂直線に対してすねの傾きが45°以上であれば合格です。

 

エクササイズ 

ここから回旋を改善していくエクササイズを紹介していきます。

■シンボックス

骨盤が丸まり過ぎないように意識して行いましょう。

膝立ちになった際には股関節の動きを意識し、腰が反り過ぎないように気を付けましょう。

 

■プレッツェル

前側のおしりが伸びていることを感じながら行いましょう。

手をできるだけ遠くへ伸ばすイメージを持つと伸びやすくなります。

 

■開脚回旋

できるだけ足を開いた状態からつま先を横へ倒していきましょう。

 

■片脚ヒンジ+回旋

ストレッチポールを斜めに振り切ったときに足がぶれないようにしましょう。

バランスが取れなかったり、膝が左右に動いたりしないようにしましょう。

 

■パワーポジション(内旋⇔外旋)

まずパワーポジションを作ります。

この際膝がつま先より出ず、またからだを横から見たときに体幹とふともものラインが”く”の字になるようにしましょう。

その姿勢から体幹の位置が変わらないように両膝を外へ(外旋)と内へ(内旋)できるだけ大きく動かしましょう。

 

■プレート押し上げ(伸展外旋筋)

最初に前にある足側のおしりに力が入っている感じを意識しましょう。

プレートを上へ押し上げる際には腕の力ではなく、前にあった足側のおしりの力を使って地面を力強く押しましょう。

 

今回は股関節の回旋機能について紹介させてもらいました。

一言で「股関節が大事!」と言っても股関節のどういった機能を改善するのか、深く理解して実践していくことがとても大事だと思います。

ぜひ実践してみてください!

 

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